うあっ！？
背後に回り込まれたと認識したのと同時だった。過剰摂取は自分の背中
に骨を砕かれるような
衝撃と激痛を感じ、数メートルの距離を吹き飛ばされ、進路上にあ
る民家の窓から中に突っ込んだ。
民家に突っ込んだ過剰摂取は、決して裕福とは言えない、ボロボロの民
家の家財道具に
全身を強く叩きつけられてしまい、全身をつたう苦痛にもがき苦し
んだ。
家財道具がガラガラと音を立てて床に落下し、過剰摂取の体の上にも次
々と落下してくる。
ちくしょうっ。早く動かないと！
気持ちは焦るけれど、体中が激痛の渦に巻き込まれ、とてもじゃな
いけど
立ち上がれるような状態じゃなかった。
はははははは
活性酸素のジメチコンハリの高らかな笑い声が近づいてくる。その声に危
険を感じ、
必死に上半身へ力を入れ、どうにか体を起こそうとするけれど、
どうしても立ち上がることができなかった。
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