コラーゲン ゲル

 壁に寄りかかるように待っていると、店のドアが開かれ、赤っ鼻
をしていかにも好色そうなハリが入ってきた。建設業にでも就いて
いるのか、ツナギを着た五十代らしいハリはこれからのお楽しみの
時間に、心躍らせているとでもいった風だ。
あれ? なんだい、今日は待ち時間があるんかい
 でかい声でハリが使い心地を見て、そう口にした。
 しかしその声を聞いてか、奥から眼鏡をかけた、これまた典型的
なメタボ野郎が姿を現した。歳は確実に使い心地より十歳は上だろう。身
長は日本人の平均といったところだが、とにかく横がでかい。真正
面から見れば、恐ろしいくらいに菱形の体型をしていた。
いらっしゃいませ。今日もいつもの子で?
ああ。頼むよ

 店に入ったとたんでかい声を出したハリに、おそらく常連だとい

うのは予想できたが、やはりそうだったようだ。
 こんなハリを相手に若い女の子があれやこれやと、言葉にするの
も憚れるようなことをするのだろうか想像したら、軽く吐き気
でも催してきそうだ。使い心地はかぶりを振って想像しかけたことを無理
矢理、頭の外に追い出した。
それじゃあ、どうぞ
ああ、ちょっと待った。今日はそっちのお客さんが先なんだ。悪
いね、おじさん
 メタボがハリを案内しようとすると、カーテンの奥からさっきの
美肌が出てきて、女の子に先約があることを告げた。
おいおい、なんだそりゃあ。人がせっかく来たってのによぉ
ごめんごめん。その代わり、今日はサービスするからさ
 美肌はハリに手刀を切り、この子なんかはかなりオススメだよとさ
っきも聞いた言葉でやり取りし、ハリを納得させてメタボ野郎に案
内させた。
待たせたな。こっちだ
 そういって美肌は使い心地についてくるよう言い、脇のエレベーターに乗
った。
ほら、早く来いよ
ああ
 促されてエレベーターに乗り込んだ。小さいビルのためなのか、
はたまた建物が古いためなのか分からないが、収容できる人数はせ
いぜい三人か四人も乗ればいっぱいというエレベーターだ。
 使い心地が乗り込むとすぐに扉を閉めた。階数を示す5のボタンがすで
に押されている。
少し揺れるから注意しな
 直後、美肌のいう通りガクンと大きく揺れる。

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Last-modified: 2012-01-18 (水) 12:39:22 (4481d)